生産者プロフィール
コンセプト
オークリッチ代表
富樫 直樹(とがし なおき)
1961年(S36年)生まれ
2006年から両親の養鶏業を二代目として引き継ぐ。一代目である両親の高齢化と、地域の人口減少等により、廃業をする旨の話を聞き、全く畑違いの勤め先を退職して養鶏業の道へ。毎日、鶏たちと悪戦苦闘。どうしてなんだろう?なぜなんだろう?の日々。当店サイトの作成者兼管理者。
注文担当スタッフ
富樫 美奈子(とがし みなこ)
二代目の妻であり、(株)オークリッチの経理担当、及び放し飼い鶏の卵の梱包から発送までの全工程を担当するスーパーウーマン。ネットを始めとしたパソコンの活用についても日々研鑽中。
オークリッチを支えてくれている方
当社を支えてくれているのは、採卵作業を始めとする鶏舎の現場担当小林さんと斎藤さん、発送や経理のデータ入力などを担当している佐藤さんの三人。
写真はアップしてませんが、小林さんは退職後に東京からのUターン。斎藤さんも長年勤めた職場を退職して地元に戻ってきたお一人。佐藤さんは保育園児を持つ子育て真っ最中の若いお母さんでマイクロソフトofficeのスペシャリスト。皆さん仕事に前向きで、本当に助かっています。当社になくてはならない人材です。
養鶏へのこだわり
◆安全健康な卵は親鶏から
初代が養鶏と園芸を夫婦で取り組みはじめて、もう60年をゆうに超えるまでになりました。これまで続けてこれたのは、動物や植物を育てるのが大好き、ということだけだと思っています。 自分の子どもを育てるような思いで接していると、自分自身もとても楽しくリラックスできると感じています。
しかし、鶏は人間の次に多くの病気にかかるといわれており、体が小さい動物なだけにストレスも受け易く、そのダメージも大きいようです。そのため、鶏の健康管理には大変神経を使います。長い間いろいろな形態で養鶏を続け、経験し解ったことは、良い卵は健康な親鳥からしか産まれないという、ごく当たり前のことでした。
◆どうして放し飼いなのか
それは、ケージの中に詰め込んでいくら高い飼料を食べさせても、自分が納得のいく、昔食べていた卵にはならなかったのです。そして、卵のコレステロールやアレルギーが話題となってきたことが長い間に考えていたことを実現させるきっかけとなりました。
経営面から見れば非常に効率が悪く、大規模化できないけれど長く安心して食べられる、 そして何よりも自分が納得できる卵を創るためには「放し飼い」しかないと思ったのです。
◆あくまで自然にまかせる
ただ、最近とみに市場に出回っている卵の中で、「強化卵」と私たち養鶏業者の間で呼ばれている卵は、私は生産しないことにしています。ある特定の栄養だけを突出して与えることは、決して鶏にとってもいい事だとは思えないのです。卵は、雛になるまでに必要な栄養素を全て含んでいるのですから、あえてある特定の栄養を強化しなくてもいいのではないか、と考えています。
もちろん卵の殻の色や卵黄の色についても、意味のないある意図を持った操作は、お客様だけではなく最後は生産者にとっても、いい結果はもたらさないのではないかと思っています。
私たちが「自然と暮らす愉しみ」をもって創りだした卵で、一人でも多くの皆さんに「自然を食す悦び」を感じてもらえればと思っています。